中年のオッサンである私が、アルバイトとしてスーパーのレジを打ち始めて、
丸6か月経過した。
いい年したオッサンが、若い人たちに交じってレジを打つのは
勇気が必要だった。絶対、なにこの人?と思われているだろうな、とかね。
こちらも、どうせオッサンなんだし、嫌われるのはわかっているから、
思ったことを言うようにしている。(でも思ったことの10分の1くらい。)
自分の経験してきた仕事の感覚を基準にすると、
今の職場の作法の中で、それでいいの?というものもある。
まあ、こちらとしては、働かせていただいているので、なんでも従いますけどね。
たかがレジのバイトとはいえ、AIの発達によって、
レジも無人化になるのではないかと言われている。
前回も、いよかん、はっさく、甘夏、デコポンの区別がつくのかどうか
疑問を呈した。
今回のテーマは値引きシールだ。
総菜や弁当系、日配系は日にちが経過すると
20%引きとか、半額とか、例のシールを貼る。
レジでは、割引ボタンが設定されおり、シールの通りボタンを押す。
シールも常に、きれいに貼りついているとは言えない。
違う商品についてしまったり、20%値引きシールの上に、半額シールが
貼ってあったりする。
大体、値引きシールを貼るのは、夕方にいるパートの方が、
賞味期限を目で見て手で貼っている。
システム上、〇%値引きシールを何枚貼ったかなんて登録していない。
売れないと分かれば、値引き率を上げていく。
レジでも、割引シールを見逃している場合も少なからずある。
(レジ打ちも、お客さんも。レシートはちゃんと見よう。)
割引シールを貼ってあっても、レジで割引ボタンを押さないと
割引にならず、意味がない。
疑問に思うのは、お店側が想定割引率を事前に計算しているとは思えない。
20%引きのシールを10枚貼ったから、想定ではいくら値引きになり、売上が
どのくらい減るはずだということを考えているとは思えない。
一日の売上とロスの結果を見て、こんなもんだと分析しているのだろう。
(推測だけど。)
要するに、見ていてどんぶり勘定な気がしている。
金額的に大したことないと言えばそうかもしれないが、
なんか釈然としない。
事前に、400円の商品に20%引きを50枚、500円の商品に30%引きを20枚
だから値引き額はこれだけ、しかし、締めてみたら、数字が違うという
検証をしていないような気がする。
それなのに、レジの打ち間違いが多いとか言われるのは心外だ。
大体、何枚値引きシールを貼ったのか把握しているの?と言いたい。
売り場で勝手に値引きシールを貼って、レジがそれを見落としたからと言って
そんなの値引きシールを貼った内の数件でしょ?
AIのレジになったら、想定値引率とか、使用した値引きシールと
レジを通した値引きシールの枚数のカウントをちゃんとやるような気がする。
値引きシールにもバーコードを付けておいて、どのバーコードが
レジを通過したか分かるようになるかもしれない。
素人考えだが、レジのAI化によって、昔ながらの値引シールも大きな変化を
迎えるかもしれない。