なんか読んでいて複雑な気持ちになる。
別に好きでなったわけではないんだけれどね。
この20兆円で、歳を取らない薬を開発してよ。
そうすれば、生活保護費は要らないよ。
20兆円払わないと日本が困るという言い方が気に入らない。
なんで今になって騒ぎ出すんだ。
怖いおじさんに怒られるから、静かにしなさいと同じで
なんで静かにするのかわかっていない。
20兆円で済むならそれでいいじゃないというようにも読める。
自分には関係ない話だし、面倒だし、お金を払うから、誰か解決してよ。
わが亡きあとに、洪水よ来たれ。
これでは問題の本質にたどり着けないし、明日になっても何も変わらない。
それが永遠に続くだけだ。
昔の日本は農村で、村社会だった。
小さなコミュニティ(生活の場=仕事の場)の中で長老が仕切っていた。
コミュニティのメンバーはみな顔見知りで、誰が何をやっているか知っている。
繁忙期に働いていない人には、手伝ってくれと言っていた。
病気、介護で仲間が困っているときは、村八分でないかぎり、助けがあっただろう。
世の中が発達して、サラリーマンが出現した。
農村を抜け出して、街へ働きにいく。
誰がとこで働いているか分からない。
サラリーマンは給料をもらうかわりに税金を払って、コミュニティを出ていく。
税金さえ払えば、コミュニティの問題(老人、失業者)に無関係でいられる。
残ったお金で自由を満喫できる。
社会的弱者のために社会保障制度ができた。
年金、健康保険、雇用保険だ。
その他、困ったことは、行政へ丸投げ。
それならばと行政も、税金を使って、やることはやるが、効果は出ない。
答えがない問題が多い。
税金さえ払えば、あとは無関心な人が多い。
サラリーマンは、困ったことがあっても
税金で何とかしてよというのが本音だろう。
面倒なこと、時間がかかることはしない、考えない。
そのかわり、文句はいう。
たぶん、世の中の無関心と差別の視線を受けながら、20兆円払う道へ進む。
これまで派遣や低賃金労働に依存した産業が淘汰されない限り。
派遣や低賃金労働者を使って海外と競争してきたコスト削減分(搾取分)と
中年フリーター対策の20兆円を比較したら、どちらが上回るのだろうか。
派遣労働問題は、結局大きなツケの先送りに過ぎなかっただけではないか。
中年フリーターの親の世代は比較的お金を持っているので、
親の世代とフリーターの世代を足して2で割ればチャラでしょうという
紙上の計算をしたんでしょう。
誰か検証してほしい。
でも政治ってなんだろう。
政治家も選挙の時は必死そうだが、
お腹の中では、この有権者どもめと見下している。
俺に甘い汁を吸わせろ。
そのために今日まで偽善者ぶってきたんじゃないか。
ちなみに、いまはお酒を飲んでいません 。