2019年7月16日(火)から、株式の決済期間が短縮化される。
今は株券の券面のやり取りが無いが、約定日から3日目に資金の受け渡しが行われる。
今日は3月20日であるので、祝日、休日の都合上もあるが
現状では、
約定日 3月20日 (水)
T+1 3月22日 (金)
T+2 3月25日 (月)
受渡日 3月26日 (火)
となっている。
これが、7月16日約定分から
約定日 7月16日(火)
T+1 7月17日 (水)
受渡日 7月18日(木)
となる。
ネット証券の場合は、前金なので関係ないが、
買ってから3日目にお金を支払えばよかったのが、2日目になる。
株を売る場合も、売ってから3日目に現金化されたのが、2日目に現金化される。
株主優待の権利確定も、月末の最終営業日(受渡日)を含めずに逆算すると、
2営業日前に約定させればよいことになる。
投資家にとっては、特に株を売った場合、資金の受け渡しの期間が短くなるので、
証券会社に対する信用がない場合、リスクが減る。
今はそんな、信用不安が起きるような経済状況ではないけどね。
対面オンリーの証券会社の中の人は大変かな。
システムは改修されると思うけど、お客さんに買付代金を請求するタイミングが
短くなるので、これを知らないお客さんともめなければいいけど。
もっとお客さんに周知した方が証券マンのためだと思う。
というか、正直なところ、T+1とか、T+0でいいんじゃないかと思う。
昔は株券が存在しており、実際に買い方と売り方で株券の交換が行われていた。
日本証券代行とか、日本証券決済とかが全盛のころだよね。
確かに株券のやり取りの時間が欲しかったのだと思う。
今は、ほとんどデータでやり取りが行われているはず。
約定の訂正があった場合の訂正の時間は欲しいかもしれないが、
2日もいらないような気がする。先物・オプションの方はT+1なので、
同一化した方が、投資家としては、
株の資金と先物・OPの資金の管理がしやすくなると思うが。
あんまり進化させると、
システム化についてこられない証券会社も出てくるのかな・・。