――国内のリテール部門で、改めてデジタルにかじを切る姿勢を鮮明にした。
「これまでは富裕層も、これから資産を作っていく資産形成層も、対面ビジネスで取り組んでいた。しかし、両方を対面でやるのは無理だ。今までもネット&コールなどの仕組みは作っていたが、評価されるものができなかった。いろいろ考えようとしてきたが、富裕層ビジネスで成功した我々に、非対面のマス層の取り組みは無理だと分かった。自分たちがチャンピオンだと思っている人たちに、チャレンジャーの仕事は難しい」
「新しい社内カンパニーは、役員だけ決めたがメンバーは内外からの公募だ。それこそ、ほとんどのメンバーが社外のネット証券の人達でもいいのではないか。我々のオンラインサービスの契約は三百数十万口座あり、預かり資産も30兆円以上ある。そういう意味ではプラットフォームはあるのだが、新規ビジネスのつもりで取り組む」
ようするに、
①富裕層しか相手にしません。富裕層とは5億円からね。(ドタ勘で)
②個人は来店しないで。ネット証券で用を済ませて。
①これは前から言われていたので気にならない。
低所得おじさんなので、絶対に野村の顧客の対象になることはない。
一部の勝ち組の人を相手に、色仕掛けでもなんでもやって下さい。
人生100年時代の相談は、富裕層しか受け付けしません。
低所得おじさんは、気軽に野村に聞かないでください。
②はい。そうします。
いまどき野村の週報とか見て売買しません。無駄です。
野村のネット取引を評価する点は、四季報が見られることです。
売買は、他の証券会社でします。野村ではしません。
野村マンスリー投資会議(要約)とか、野村ウィークリーとか
そんなのは富裕層にやって下さい。
株式委託手数料=約定のコスト+レポート作成コスト+人件費+固定資産維持費+利益
と仮定した場合、レポート作成コスト+人件費+固定資産維持費を削れば、手数料も
安くなるのでは。現状は、大規模なリストラでもしないと出来ない。
新しくネット証券会社を作るようだが、過去の失敗を絶対繰り返すと思う。
野村証券も人が余っている。余剰人員をネット証券に振り分けて、
自らコストを高くするに決まっている。
ネット証券の預かり資産を増やすために、証券マンを使って
個別訪問してして下さい。
自分たちの仕事を確保するために余計な機能ばかりつけて、
結局大したことはないものが出来上がる。
平成も終わろうとしているのに、昭和のやり方、考え方から抜け切れていない。
気合と根性で成功し、乗り越えてきた体験を全否定するのはできないだろう。
唯一残された道は、人工知能の活用だろう。バックオフィスの効率化しかり、
投資予測の活用しかり。
野村証券の社員の万能感を捨てない限り今の状態から脱出できない。
ナカの人も分かっているが、言えない、抜け出せないのかもしれない。
終身雇用も維持できないって宣言されたし、リストラするなら
今がいいタイミングじゃないの?
映画の八甲田山で、引き返すタイミングを失うと大変な目に遭うことは
みんなで見たでしょう?
突っ込むことが戦いではない。