確定拠出年金の運用実績

ファイナンス日記帳

風呂場の相談者

身につまされます。

 

自分も知らず知らず自分の価値観を子供たちに押し付けている。

自分の通った道(家族、経済環境、就職した会社とか)しかしらないしね。

一歩間違えばモラハラとか言われる。

 

自分が出来たこと≠相手もできる

これを子育ての中で学んだ。

いい意味で諦めと思っている。

人は変えられない。

 

その代わり、非正規で働くようになって

自分の経験した理不尽なことや

世の中の出来事を伝えるようにしている。

 

その結果、子供達は大人になりたくないというようになった。

 

さて、

この相談者が自分の親だったらどうだろう。

今、自分は非正規社員で働いているが、

「なぜおまえは非正規なんだ。正社員にならないんだ?」

絶対言われる。

 

まず、

「自分も正社員になりたいが、なかなかその道に行けないんです。

年齢制限あり、職務経験あり、給与面の条件あり・・。

そりゃ、月18万で求人はありますよ・・。」

 

以下省略。 

そんな不毛な会話が繰り広げられるんだろう。

 

自分でも、正社員になるという、わかりきった問題に、

正社員になりたくてもなれないのに

他人に一方的に指摘されるのは腹が立つ。

 

昭和の価値観、高度成長期の価値観を持った人は

なぜこんなに日本の景気が良くないか、今でも分からないはずだ。

 

ひきこもりやゴミ屋敷で困っている人だって、

「社会に出ましょうよ」とか

「家を片付けましょうよ」といって、

問題が解決しないから困っているのである。

やるべきことは一通りやって、なお、できないから困っている。

 

それを、ちゃんとしろとか努力不足とか言われたくはない。

 

相談者は、本当に困ったことがないと思う。 

相談者は、きっと社会的な成功者なんだから、

経済的に困っていないだけマシだ。

その状況に気づいていない。

 

いくら孤独だって、死にはしない。

慢性孤独死とかそんな病名は聞いたことがない。

 

お金もあって、時間もある。

話相手がいないのは、まわりが間違っている!

そんな都合のいい人生あるわけないよ。

 

こういう人に限って、家の外の、サークルや交流会には出たがらない。

家の外=自分の価値観の通じない人々=バカの集まり

という考え方になっている。

 

一つ擁護するとしたら、昭和の経済発展が長期間にわたり

驚異的なスピードで進んだということだろう。

それくらい強烈、強力な事象だった。

昭和の価値観から抜け出せないで悩んでいる人が大勢いる。

いい大学から、大企業、定年まで勤めて

老後は悠々自適。

そんな価値観から抜け出せないでいる。

 

平成は終わったが、昭和は終わっていない。

そう思いたい。

 

相談者は、昭和時代しかしらない方が幸せだと思う。

この人は、毎日お風呂場で涙を流しながら、

自分の周りがおかしいと言い続けて死んでいった方が幸せだ。

 

回答では、10年前から戻ってきたことにしては?となっているが

逆に、10年後を見据えてはどうか。

将来、介護が必要になったとき、きっと奥さんに捨てられる。

そこで妻がおかしい、と言っていては今までと同じだ。

 

東南アジアの外国人がお世話するようになる。

それに備えて語学でも学んだらどうですか。

 

ベトナム語で「おむつを替えて下さい。」

タイ語で「昼ごはんはまだですか?」

相談者が本当に改心したのなら、

介護される相談者がこれくらい言えるよう、

介護する側に寄り添わないとね。