パイオニアの希望退職に思うこと

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全世界で3000人、日本で700人の希望退職を募るようだ。

EDINETのよれば、従業員の状況は次の通り。

43歳で平均給与750万円は結構高い。

再就職先で同じ水準は難しいと思う。

働き盛りの年代の転職は、厳しいよ。年齢で切られるからね。

退職金がいくら出るか分からないが。

退職した人に、子供部屋おじさんとか呼ばないでね。

中年フリーターを笑っていた人が、笑われる側に立つわけだ。

自分には関係ないと思っていたでしょ？

違うんだなこれが。

パイオニアは、平成になって没落してしまった企業の代表だ。

電機、家電系は特に。東芝、シャープ、パイオニアといった面々だ。

かつて日本メーカーが、欧米の電機、家電メーカーを駆逐していったように

今は日本メーカーが、中国・台湾のアジア勢にやられている。

平成になって自動車は残った。というかモノづくりの自動車という部分だ。

自動運転の技術が盛んになるにつれ、ソフトの部分、頭脳の部分の開発は

日本でもできるのだろうか。日本でできても、ガラパゴスと言われないだろうか。

EVになったら、エンジンは不要になる。エンジンの開発、製造している企業は

追いやられ、日本電産のようなモーターの会社が勢いを増すだろう。

自動車会社の利益は低下するだろう。

日本の自動車メーカーは系列取引を行って、安定調達、低コスト化を図ってきた。

自動運転やEVになっても、系列取引は変わらないのだろうか。

サプライヤーや生産設備の集約も行う必要があるとおもうが。

そういう目で株式市場を見ないといけない。

自動車も海外に取られてしまったら、日本は何が残るんだろうね。

あっ、公務員だ。

７月１日追記

700人応募のところ、950人が応募したそうだ。

去るも地獄、残るも地獄。

残ってもどこかの会社のように、介護事業に回されることもある。

介護事業は罰なのか？という問いかけもあったが、

中年フリーター、野生の世界の住人からしたら、十分ありがたい環境だと思う。

損保業界のエリートは、毎月の銀行引き落としで残高が減っていく恐怖感は

分からないだろう。なぜなら、収入がないからね。

介護事業とはいえ、収入があるのはありがたい。

この気持ちは追い詰められないと分からないと思う。