確定拠出年金の運用実績

ファイナンス日記帳

中年のバイト スーパーのレジ打ちから見えるもの 8 突然の終了宣言

 

benzaiten38.hatenablog.com

 

タイトルの通り、突然の終了宣言を食らった。


 

詳細に書くとバレてしまう可能性があるが、11月で終了だ。

契約更新ならずという理由だ。

 

終了すると分かると、なんか寂しくなる。不思議だね。

この年で雇い止めに合うとは思わなかったが

いい経験になった。

 

少し親切にしてあげて、お客さんから帰ってくる「ありがとう」

という言葉が、実は結構心にしみて、自分が社会に役に立っている

という実感をもたらしてくれた。心も少し安定してきたと思った。

 

へんなことも言われたし、キツイ言い方をする人もいる。

まあ、慣れたけど、今でもムッとする。

 

店の客層は、高齢者が4割くらいだ。

体が不自由な人や、一人暮らしなんだろうという人

店員と話すのが目的になっている人、

文句を言いに来ているだけの人

家族と買いものにきて、孫がガチャガチャをやりたいと言えば

お金を出す人、決まってお花を買っていく人

いろんな人がいる。

 

この人達は現金オンリーで、セミセルフのレジは苦手だ。

手が乾いているので、手をペロッとなめてポイントカードを

出してくる。少しぬれているが、笑顔で受け取る。

自分も指先が乾いてきたのを実感している。

もう少しでそちら側に行くと思う。

 

祖父、祖母と自分の子供(孫)が買い物に行った時を思い出した。

孫が買ってと言えば、買ってしまうよね。

親としても自分の出費じゃないし、まあいいかと思う。

 

自分の子供も大きくなって、親子3代で買い物に行くことは

なくなったが、自分にもそんな時代があったと思いだすと同時に

もうその時代には戻れないし、自分も歳をとったし、

自分の親もあとどれくらい生きるのかといった心配をする。

また、自分が祖父になった場合、おかしを買ってあげるほど

余裕があるかという心配もある。

 

あと、若い夫婦というか、付き合ったばかりのカップルも

なかなか面白い。

まず、何を買っていくか(自分で料理を作る系かレトルト系か)

お金をどちらが払うか(割り勘?男性が持つ?)である。

買い物に行ってこの後はきっと楽しい時間を過ごすのだろうと思うと

うらやましく思うし、(お互い)後悔することもあるのになぁと

思ってしまったりする。

 

あと数回行くだけになってしまった。

新しい仕事の打診があったあと、雇い止めを食らった。

体調的にも、精神的にも一番どん底の時に勤めた感じがするので

なんか思い入れというか、感情を移入してしまう。

最後は泣いちゃうかもね。